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1. フォワグラの血管は室温に戻した状態で丁寧に取り除きますが、手の温度がフォワグラに伝わり過ぎると溶けてしまうので素早く作業をしましょう。
2. 鶏のムースはフードプロセッサーでまず鶏肉と塩で粘りが出るよう良く混ぜてから卵白を加えます。卵白を入れて混ぜ過ぎると固まる力が弱まってしまうので注意が必要です。また生クリームを加える時は氷水をはり、良く冷やしながら混ぜましょう。
3. 今回ジュレを作るときにひいたコンソメですが、細かく切った牛肉と卵白をまずしっかりと練る事が大切です。一緒に加熱する液体は、始めから温度が高いと卵白だけに先に火が通り、アクを吸い取ってくれないので澄んだコンソメになりません。澄ませるための材料は液体が人肌程度の温度の状態で加えましょう。


ハンガリー産 フォワグラホール

 良質なフォワグラ(フォアグラ)のホールは表面に弾力とつやがあり、血のにじみや黒ずみがないとされています。

冷凍技術やパッケージの材質の向上により、冷凍でも質の良いフォワグラを入手しやすくなりました。
便利なポーションカットが多く流通する中、フォワグラの魅力をあますことなく使えるホールは、品質にこだわる料理人の間で今でも根強い人気があります。

トップ・トレーディングではハンガリー産のフォワグラを鴨(カナール)、鵞鳥(オア)共に取り扱っています。
 
●商品の詳細ページはこちら


クロワッサン・ワッフルの話

 フォワグラにはよくブリオーシュ・トーストが添えられますが、今回は冷凍クロワッサンで作った香草入りワッフルを添えました。クロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼くという、韓国発祥のスイーツなのだとか。「クロワッサン」と「ワッフル」を合わせて「クロッフル」とも呼ばれているそうです。

 数年前から流行しているそうで、せっかくのクロワッサンをつぶしてしまうなんて… 続きを読む


料理写真家の大御所、佐伯義勝氏

  幾度か佐伯先生に料理を撮っていただく機会に恵まれたのですが、40年程前にサントリーの広報誌「リカーショップ」でこの「フォワグラのバロティーヌ」も撮っていただきました。

いつも4~5人のスタッフを連れてこられて最高に緊迫した現場です。「料理が生きている間に一番美味しい時に撮る。」といつもおっしゃていて、
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上等のコンソメはレストランのステータス

 日本料理では「椀物」。吸い物とも言いますが料理人の腕の見せ所です。
 
 それと関連してなのか日本の西洋料理の店でもコンソメのレベルがその店の格を表す時代がありました。ヌーヴェル・キュジーヌが入ってくる1970年代位まででしょうか?

 牛のすね肉、鶏ガラ、ひね鶏、香味野菜、水、で一日かけてブイヨンを作り
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ムースの歴史はルイ14世時代?

 17世紀以来、女性が人前で大口を開けたり、物をかむのが下品とされた風潮があり、やわらかくとろけるような料理への嗜好が強まりました。そこでムースやピューレがもてはやされ、17~18世紀の料理書に料理やデザートが登場します。
 
 しかし、ミキサーもフードプロセッサーも無い時代に… 続きを読む


ロンドンの「ル・ガヴロッシュ」閉店

当時の「ル・ガヴロッシュ」のメニュー
 今回のこの料理は2024年1月に閉店したロンドンのかつては三ツ星レストラン「ル・ガヴロッシュ Le Gavroche」のスペシャリテ、「フォワグラのバロティーヌ、ジュランソン風 Ballotine de foie gras au Jurançon 」をアレンジしたものです。ジュランソンとはフランス南西部、ピレネ―山脈の麓で作られるワイン。フォアグラに合うソーテルヌに劣らない白の甘口ワインを産する地です。

 「ル・ガヴロッシュ」は40年ほど前に… 続きを読む





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