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1. ウサギは鶏肉とは骨格が少し違うので、骨の形を理解してからさばくとうまくいきます。特に背肉は皮一枚で左右がつながっているため、骨を外す際は破れないよう慎重にさばきましょう。
2. ローストするときは完全に火が通る少し手前でオーブンから取り出し、その後余熱でゆっくりと火を通すとジューシーでしっとりと焼き上がります。
3. ジュ(jus)は、出し汁のフォン(fond)と違い、そのままソースになります。最初に骨やくず肉を炒める時は鍋底に旨味のシュク(suc)がしっかりとつくよう、十分に炒めてから次の工程に移り、白ワインでデグラッセしましょう。

スペイン産 ラパン P.A.C.

 今回はウサギの美味しさを存分に堪能できるよう、丸のウサギを使用しました。
 スペイン産のラパン(lapin/うさぎ)は、淡いピンク色でやわらかく、脂肪が少なく淡白ですが、旨味がしっかりしているのが特徴です。
  
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プール・ラパン! pour lapin! ウサギのために?

 昔、ロンドンの三ツ星(当時)レストラン・ガヴロッシュ Gavrocheにいた時、サラダ類の外側の葉は「プール・ラパン!兎のために!」と言われながらどこかへ持って行かれていました。しばらくすると絞めただけの毛付きのウサギが「プール・ぺルソネル personnel!(賄い用)」と届けられたんです。

 郊外にある、オーナーシェフ、ルーさん(アルベール・ルー Albert Roux)の家で 続きを読む


小学生の冬の行事「うさぎ狩り」

 昭和14年生まれの私の義兄が、小学校の行事で大阪の羽曳山へ「うさぎ狩り」に行ったと言っていました。(今でいう耐寒訓練?)

 冬の早朝、横並びになって棒切れでウサギを追い、その後に「うさぎ汁」が支給され、食べた記憶があるそうです。いわゆる豚汁のようなもので、ウサギ肉が入ってたかどうか定かでは無い!と…。

このように日本では昔からウサギのお世話になっていたようで、古くは縄文時代から
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王家の野うさぎ

 飼育された家ウサギはラパン lapin ですが、野ウサギはリエーヴル lièvre といいます。
 ラパンの肉質はピンク色で淡白ですが、リエーヴルは赤黒い肉質で味と香りは濃く強いです。

 リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤル Lièvre à la royale というジビエ料理があります。野うさぎの ロワイヤル royale(王室の)というルイ14世にまつわる料理です。
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誉田碓井(こんだうすい)えんどう?

 「うすいえんどう」は和歌山特産として知られていますが、明治時代にアメリカから大阪府羽曳野市の碓井地区の石川の河川敷に「Black Eyed Marrowfat」という実えんどうが導入されたのがはじまりとか…。

 オリジナルの「誉田碓井えんどう」は「なにわの伝統野菜」(令和3年7月現在で19品目)にも登録されていますが、生産量が少なく一般では入手困難なのだとか… 続きを読む





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