ジュ・ダニョ(子羊のジュ) Jus d'agneaujus 汁とはジュースのことを意味し、出し汁であるフォンに対し、ジュはそのままソースになる濃いものをいいます。ジュ・ド・ヴォ(jus de veau/ 子牛のジュ)、ジュ・ダニョ(jus d’agneau/子羊のジュ)、ジュ・ド・ヴォライユ (jus de volaille/ 鶏のジュ)等がありますが今回はジュ・ダニョ(仔羊のジュ)の作り方をご紹介します。 子羊の骨とくず肉…500g たまねぎ(1cm角切り)…30g にんじん(1cm角切り)…30g セロリ(1cm角切り)…15g にんにく(皮付きのまま叩き潰す)…2片 白ワイン …100ml フォン・ド・ヴォ …600ml フォンドヴォのとり方はこちら ブーケ・ガルニ …1束 グレープシードオイル …30ml STEP 1 子羊の下処理で出た骨やくず肉を500g分とりわけ、3cm程度に小さく切る。 STEP 2 鍋にグレープシードオイルを熱し、子羊の骨とくず肉をこんがり色づくまでよく炒める。1cm角に切った玉ねぎ、にんじん、セロリ(ミルポワ)と皮ごと叩き潰したにんにくを加え、更に炒める。 STEP 3 野菜にも火が通ったらざるにあけ、余分な脂を切る。(デグレッセ) STEP 4 油を切った具材を鍋に戻し、白ワインを加え、鍋底の旨味をこそげ取り(デグラッセ)、フォン・ド・ヴォを加える。 STEP 5 沸騰する直前に弱火にし、ブーケ・ガルニを加え、やっと沸騰するくらいの火加減(フレミスマン)を保ち、アクがや余分な油を取り除きながら(エキュメ・デクレッセ)、約40分間煮込む。 STEP 6 シノワで静かに漉す(パッセ・オ・シノワ)。 STEP 7 ジュ・ダニョの出来上がり。そのままソースに使える。