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1. コンフィで一番大事なのは脂で煮込む時の温度管理。温度計を使って80~85℃を保ちながら煮込みます。鍋の底と上の方では温度が違うので注意しましょう。
2. 仕上げにコンフィを再加熱するときは皮がこんがり、パリッとなるまでじっくりと焼きましょう。すでに火は通っているので皮目の仕上がり具合を焼き上がりの目安としてください。
3. 鵞鳥の脂の代用として、ラードやサラダ油、オリーブ油なども使用できます。
4. コンフィの余った脂は炒め物などに使用できます。


フランス産 キュイス ド カネット ジョーヌ

 今回使用した鴨はバルバリー・ジョーヌという鴨です。ジョーヌ(正確にはジョーンヌ/jaune)とはフランス語で黄色を意味します。「黄色いバルバリー鴨」と呼ばれているのはその肉をみてすぐに納得。皮目が鮮やかな黄色なのです。これはブルゴーニュでとうもろこしの餌をたっぷりと与えられて育っているからだとか。
 餌はもちろん、飼育期間も通常のバルバリー鴨より長く、広い飼育環境で育てられているからでしょうか。仕上がりの肉質は繊細で、甘みのある脂身で上質な味わいに仕上がりました。

 
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鴨のコンフィは壷の中で熟成?

 ここに昔パリのレストランでもらったメニューがあります。
表紙のイラストは鴨のコンフィを保存する伝統的な陶器の壺を中心に、鴨、鵞鳥、黒トリュフ等が描かれています。

 パリ8区にあったレストラン「ラマゼール Lamazère」です。多分1982年に行った時にもらったものだと思います。
 
 トゥールーズ出身のロジェ・ラマゼール Roger Lamazère氏のお店で、ガスコーニュ地方料理の「カスーレ Cassoulet」や「陶器の壺で熟成した鴨のコンフィ Confit de canard vieilli en pot de grès」等が記載されてます。

 コンフィはフランス南西部の 続きを読む


ユニーク!手品師から料理の世界へ

 ロジェ・ラマゼール(Roger Lamazère)氏はとても変わった経歴の持ち主。1929年にトゥールーズで生まれ、大学卒業後1945年から10年間ほどマジシャンとして活躍、その後1956年~69年までパリのマルティール通り(Rue des Martyrs)で「プルースト」というフランス南西部の地方料理のレストランを成功させました。

 1969年には高級店タイユヴァン、ラセール等がある8区のポンチュ通り (Rue de Ponthieu)で「ラマゼール Lamazère」をオープンし、1978年には一ツ星を
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鵞鳥、鴨のコンフィを使ったフランス南西部の料理

 元々フランスの南西部は牧草地には恵まれない土地柄で、16世紀以降とうもろこしの栽培が始まってから、これを飼料にした鵞鳥や鴨などの家禽の飼育が盛んになり、肝はフォワグラとしてこの地方の特産物になりました。

 ベアルヌ地方はハム、そら豆、いんげん、じゃがいも、キャベツ、鵞鳥のコンフィを煮込んだ「ガルビュール garbure」という… 続きを読む





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